「耳をすませば」名セリフ集30選|なぜ2人は共鳴したのか?

ジブリ近藤善文監督「耳をすませば」(1995年公開)の名言・名セリフ30選をまとめました。
耳すまは中学校を舞台にした学園モノ恋愛ストーリー。しかし私たちを惹きつけるのは「自分の中にしかない原石を磨き上げる」というクリエイティブやキャリア形成にも通じる芯があるから。
中学生だった頃の自分の想いだしながら雫と聖司と共に名セリフで振り返ります。
耳をすませば 自己実現と共鳴を象徴するキャラ別名言集
本記事では、スタジオジブリ作品『耳をすませば』のセリフを引用し、独自の視点で解説しています。
月島雫|本に夢中!が聖司との出会いで「自己実現」へ
やな奴!やな奴!やな奴!
聖司君に初めて出会ったときのセリフ。
「カントリーロード」の替え歌「コンクリートロード」の自作の歌詞を図書館から借りた本にはさみっぱなしで置いておいた本を読まれダメだしされて恥ずかしくなり言ったセリフ。
雫からすれば、初対面の聖司君に内面を見られてしまった恥ずかしさがあるのです。あいつこんなこと考えてたんだーっていう内面が見られるのって恥ずかしいですよね。
ねえ、バイオリン弾けるんでしょ。
バイオリン職人を目指す聖司君のバイオリンをみて雫が演奏を頼んだシーン。聖司君がバイオリンを弾いて雫が「カントリーロード」を歌うシーン。(コンクリートロードではない。)
スキになるかもしれない男の子と出会い一緒に音楽奏でるなんて素敵じゃないですか? そんな中学生のかわいい恋愛シーンです。というか大人でもこんな恋愛してみたいですよね。
聖司くんと同じ高校へ行けたら、いいなあなんて。ハハハ…
好きになった聖司君から、イタリア行きが決まったと告げられて、自分から遠くに離れてく感じがして寂しく思って言ったセリフ。
聖司君と同じ高校に行きたいなんていかにも中学生らしい心理だと思いませんか。
自分よりずっとがんばってる奴に、がんばれなんて言えないもん。
親友の夕子と、聖司君のことについて話していた時のセリフ。
あいつは自分の才能を確かめにいくの。
聖司君も自分の能力にまだ自信があるわけじゃないのにチャレンジしようとしている姿勢に対して自分が何もしていないと思っている様子。
決めた! 私物語を書く。書きたいものがあるの。あいつがやるなら、私もやってみる。
聖司君と出会い刺激を受けた雫は、聖司君が自分の人生にチャレンジしてるのを見て、自分がやりたいこと本を書くことで自分も頑張ろうと決意したときのセリフ。
雫は、同い年で夢に向かっている聖司君に出会い刺激を受けていて、私たちは他者から刺激をもらって生きてるんだなって思いますよね。あの人が頑張ってるから自分も頑張ろうみたいな。
筆者が耳すまの中でも一番好きなセリフです。
自分の進路ぐらい自分で決めるよ!!
受験生なのに勉強に集中しない雫に家族が文句を言った際に行ったセリフ。
私達にも心当たりありますよね。「勉強しなさい」と言われて、いや今やろうとしていたんだよって、言われるからやりたくないんだとッていう。
約束です。最初の読者になって下さい。
処女作の最初の読者として、地球屋の西氏にお願いしたときセリフ。
あたし、書いてみてわかったんです。書きたいだけじゃだめなんだってこと。もっと勉強しなきゃだめだって。
処女作をおじいさんに見てもらった後、言ったセリフ。書くことで自分の想いやその限界、もっとこういうスキルが欲しいというのが見えてきたという意味。
私、背伸びしてよかった。自分のこと前より少し分かったから。私、もっと勉強する。だから高校へも行こうって決めたの。
将来について悩んでいた雫。処女作の後、自分の力の無さを知ったことを聖司君に伝えます。もっと知識や経験が必要だと高校受験も頑張ると決めます。
天沢聖司:夢を追う覚悟と、本に夢中になる雫との出会い
お前、コンクリート・ロードはやめた方がいいぜ
雫が図書館で借りた本に挟んでいた、カントリーロードの替え歌「コンクリートロード」のメモ書きを読んでいったセリフ。雫との初めての会話。
俺、お前より先に、図書カードに名前書くため、ずいぶん本、読んだんだからな。
雫と出会ったとき、ずっと雫が好きだったから気付いてもらうために本を読んで「聖司君も本好きなんだな」って思って欲しかったという意味。
耳すまは1980年代にりぼん雑誌に原作漫画が描かれておりこのノリは、1980年代の少女コミック全盛期の感覚を表している部分だと思います。
そのくらいのもの誰でも作れるよ。まだ全然だめさ。
聖司君の元を訪れて雫に手作りのバイオリンをほめられていったセリフ。その聖司君がバイオリンを弾いて雫が歌うカントリーロードの演奏に続く名シーン。
お前さ、詩の才能あるよ。さっき歌ったのもいいけど。俺、コンクリートロードの方も好きだぜ。
雫が、聖司君のバイオリンで「カントリーロード」を歌った後、自作のコンクリートロードもいいねと言ったセリフ。
それより、俺さ、バイオリン作りになりたいんだ。
バイオリンの道に進むのか雫に言われて答えたセリフ。
毎日、親とケンカだもん。
バイオリン職人の道に行くのもおじいさんだけは賛成してくれるけどご両親は反対しています。
俺、そういうの好きじゃないよ。逃げ道、作っとくみたいで。でもチャンスだから行ってくる。
バイオリン職人になる夢もおじいさんは味方してくれるけど父親は大反対。しかしテストとして2カ月だけ見習いに行ってみて合うかどうか試しにいくことに。
お父さんも息子のために一生懸命心配してできる限りのことをやっているんですよね。ほんとほほえましい家族だと思います。
俺… イタリアへ行ったら、お前のあの歌、歌ってがんばるからな。
イタリアにバイオリン職に人になるための修行に行くために2カ月間のテスト的な修行に行くことを雫に伝えた時のセリフ。
雫は、聖司君に自分は及ばないと思ってるけど、文才があること気が付いてないんですよね。
俺と結婚してくれないか?
朝もやの中、聖司君の自転車に2人乗りした雫が、坂道を上がり朝もやの中で、告白したセリフ。
中学生が結婚の約束?? と一般の人は驚いたと思います。なんか臭いセリフだと。でもこのストレートな昭和的な臭さが1980年代のりぼんコミックの雰囲気を表していると思うのです。
雫!大好きだ!
朝もやの中で好きだ―と告白したセリフ。
父の月島靖也:雫への見守りと信頼、アドバイス
雫が図書館で一生懸命、何かやってるのを見てるしなあ。感心してたんだよ。
雫が中間テストで100位も順位を落とし、家族ちゅう大騒ぎをしている中、しかし雫が図書館で何か一生懸命やってることに対して理解を示したセリフ。
よし、雫、自分の信じる通りやってごらん。
どうしても今やらないといけないことがあると処女作に夢中になる雫に言ったセリフ。
雫がどうしても今やらなくちゃいけない事と夢中になっているとき、そっと見守るお父さんの声です。こんなお父さんいたらうれしくないですか。
でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにも出来ないからね。
皆が受験勉強やってることに、雫が処女作を書くことに夢中になることを選んだことに対していったセリフ。人と違う生き方=聖司君の選択したバイオリン職人への道ということもできますよね。
中学生時代○○になりたいと思ったことはありませんか? でもそれを実現するのは他の人とは違う道を歩まなければいけません。しかし本当の満足を得るには他の人と違う道を選ぶ必要があるのかもしれませんね。
戦士の休息だな…
処女作を書くということに夢中になっていた雫が取敢えず書き終えて、まずは今日は一晩ゆっくり寝ることにした時に言ったセリフ。
西司朗:近所に住む雫や聖司のよき理解者
僕を雫さんの物語の、最初の読者にしてくれること。
雫が処女作を地球屋に置いてあるバロンを主人公にしたいと申し出た時に言ったセリフ。
自分の中に原石を見つけて、時間をかけて磨くことなんだよ。
バイオリンを作るとか小説を書くということは原石を時間をかけて磨くことだと言ったセリフ。
そう、荒々しくて率直で、未完成で。聖司のバイオリンのようだ。慌てることはない。時間をかけてしっかり磨いて下さい。
雫が、文章が全然まとまらなくて恥ずかしいと言ったときに処女作の感想を伝えたセリフ。
聖司と同じまだ粗削りで未完成だという感想もとても好きです。
商店街のおじいさんとここまで近くなるというのは私たちの普通の生活ではイメージできないですよね。でもそんな街に住む雫がうらやましいなと思うシーンです。
夕子:雫の親友
両思いの人がいたらいいなって思うよね・・・。受験だし、はげまし合ってがんばれたらって・・・。
雫とクラスの好きな男の子について話し合っていた時のセリフ。
いいなあ。雫ん家は、勉強、勉強って言わなくて
受験が近づくにつれて、親に勉強のこと言われて、でも親友の雫はそうでもないことを知り羨ましがるシーン。
バロン:雫心の親友
遠いものは大きく、近いものは小さく見えるだけのこと。
処女作に挑戦しようとしてるけど恐れを感じている雫に、夢の中でちゅきゅうやのバロンが訪れていったセリフ。
確かにそうですよね。先にあることは遠くに見えるから大きく難しく見えるけど、一歩ずつ進めば大きく見えたものも小さく見えるようになるという意味です。
耳すま全セリフ完全収録 シネマコミック
今記事でご紹介した30選の名セリフは、耳すまの一部のでセリフです。
雫のちょっとしたセリフや表情、聖司君との中学校を舞台とした恋愛ストーリー、不思議な世界の地球屋や、舞台となった聖蹟桜が丘の街並みなど。
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